現在分詞
動詞の原形にingを付けた場合、次の三つの使い方があります。
He was playing tennis.(過去進行形)
彼はテニスをしていました。
I like playing tennis.(動名詞)
私はテニスをすることが好きです。
The boy playing tennis is Tom.(現在分詞)
テニスをしているその少年は、トムです。
名詞+現在分詞が、文頭や文中に位置します。
ここでは、後置修飾を主に学習します。
「〜している、〜していた」と訳します。
現在分詞を用いて二文を一文にする場合の留意点
1. どれとどれが同じか線を引く。
2. 不定冠詞と定冠詞の場合は不定冠詞を消す。
3.
名詞と代名詞の場合は代名詞を消す。
4. 進行形のbe動詞を消す。
5. 名詞+現在分詞(後置修飾の形になる)
不定冠詞は、a an 定冠詞は、the
A boy is playing the guitar. Do you know the boy?
↓一文に
Do you know the boy playing the guitar?
あなたはギターを弾いているその少年を知っていますか。
A man is playing the guitar. The man is Tom.
↓一文に
The man playing the guitar is Tom.
ギターを弾いているその男の人はトムです。
過去分詞
過去分詞は、次の二つの使い方があります。be動詞がある
場合は、受動態です。be動詞がない場合は、過去分詞
の後置修飾です。
It was taken by my uncle.
それは私のおじによって撮られました。
The picture taken by my uncle is nice.
私のおじによって撮られた写真はすてきです。
名詞+過去分詞が文頭や文中に位置します。
「〜される、〜された」と訳します。
ここでは主に後置修飾を学習します。
過去分詞を用いて二文を一文にする場合の留意点
1. どれとどれが同じか線を引く。
2. 名詞と代名詞の場合は代名詞を消す。
3. 受動態のbe動詞を消す。
4. 名詞+過去分詞(後置修飾の形になる)
This is the picture. It was taken by my uncle.
↓一文に
This is the picture taken by my uncle.
これは私のおじによって撮られた写真です。
The building is famous. It was built 50 years ago.
↓一文に
The building built 50 years ago is famous.
50年前に建てられたその建物は有名です。
接触節
名詞+S(主語)+V(動詞)が、文頭や文中に位置
する形です。名詞の後置修飾を学習します。
This is the pen(名詞) I (S) bought (V) yesterday.
これは私が昨日、買ったペンです。
接触節を用いて二文を一文にする場合の留意点
1.
どれとどれが同じか線を引く。
2.
S+Vを入れる。
3.
S+Vがある文の語を消す。
I (S) lost
(V) the pen yesterday. This is the pen.
↓一文に
This is the pen I lost yesterday.
これは私が昨日なくしたペンです。
I (S) want
(V) to buy the car. The
car is nice.
↓一文に
The car I want to buy is nice.
私が買いたいその車は、すてきです。
関係代名詞
関係代名詞とは、接続詞と代名詞の働きをし、種類は、
主格、所有格、目的格があります。中学では、主格と
目的格を勉強します。日本語の意味はありません。
ここでは、主に、二文を一文にすることを学びます。
主格(代名詞の主格が含まれていると考える)
(先行詞が人の場合)
先行詞(人)+who[ 関係代名詞(主格)]+V(動詞)
関係代名詞を用いて二文を一文にする場合の留意点
1.
どれとどれが同じか線を引く。
2.
関係代名詞の場合は、必ず名詞と代名詞がありますから、代名詞を消す。
I have a friend. He lives in Sapporo.
↓一文に
I have a friend who lives in Sapporo.
私は札幌に住んでいる友達がいます。
The girl is a
friend of mine. She is writing a letter.
↓一文に
The girl who is writing a letter is a friend of mine.
手紙を書いているその少女は私の友人の一人です。
(先行詞が物、動物、魚の場合)
先行詞(物、動物、魚)+which[ 関係代名詞(主格)]+V(動詞)
This is a salmon. It came up the river.
↓一文に
This is a salmon which came up the river.
これは川をのぼって来たサケです。
The dog is mine. It has a long nose.
↓一文に
The dog which has a long nose is mine.
長い鼻をしているその犬は私のものです。
目的格(代名詞の目的格が含まれていると考える)
(先行詞が人の場合)
先行詞(人)+whom[ 関係代名詞(目的格)]+S(主語)+V(動詞)
That man was my
uncle. You met him at the station.
↓一文に
That man whom you met at the station was my uncle.
あなたが駅で会ったあの男の人は私のおじでした。
(先行詞が物、動物、魚の場合)
先行詞(物、動物、魚)+which[ 関係代名詞(目的格)]+S+V
I like the book. She wrote it yesterday.
↓一文に
I like the book which she wrote yesterday.
私は彼女が昨日書いた本が好きです。
関係代名詞の注意項目
1.関係代名詞の主格は先行詞が、人、物、動物、魚でも
関係代名詞のthatを用いることができる。
I have a friend who(that) lives in Sapporo.
This is a salmon which(that) came up the river.
2.関係代名詞の目的格は先行詞が人、物、動物、魚でも
関係代名詞のthatを用いることができる。
I like the book which(that) she wrote yesterday.
That man whom(that) you met at the station was my uncle.
3.関係代名詞の目的格は省略することができる。
接触節は関係代名詞の目的格が省略されたもの
であると考えても良い。
This is the pen (which) I lost yesterday.
That man (whom) you met at the station was my uncle.
4.関係代名詞の主格は、現在分詞、過去分詞を用いて
表すことができる。
I know the boy who
is playing the guitar.
‖
I know the boy playing the guitar.
私はギターを弾いているその少年を知っています。
This is the picture that was taken
by my uncle.
‖
This is the picture taken by my
uncle.
これは私のおじによって撮られた写真です。
まとめ
先行詞 |
主格 |
目的格 |
人 |
who |
whom |
物、動物、魚 |
which |
which |
人、物、動物、魚 |
that |
that |
人、物、動物、魚 |
省略不可 |
省略可 |
S+V+O+不定詞の文型
これは、話法で、学習すると理解し易いです。直接話法は、相手に直接話す言い方で、
これを相手に間接的に話す間接話法に直しますと、S+V+O+不定詞の文型になります。
私は、あなたに「どうか数学を勉強して下さい」と言った。(直接話法)
↓
私は、あなたに数学を勉強してくれるように頼んだ。(間接話法)
S+V+O+不定詞の文型で、動詞が、ask, tellの場合は、話法で練習しましょう。
それ以外の動詞の場合は、文型で、覚えて下さい。
1. S+ask+O+不定詞+〜.
Sは、Oに━するように頼む。
I said to Mike, “Please help me.” 私は、マイクに「どうか私を助けて下さい。」と言った。
↓ 間接話法に
I asked Mike to help me. 私は、マイクに私を助けてくれるように頼んだ。
2. S+tell+O+不定詞+〜.
Sは、Oに━するように言う。
I said to Mike, “Help me.” 私は、マイクに「私を助けなさい。」と言った。
↓ 間接話法に
I told Mike to help me. 私は、マイクに私を助けるように言った。
直接話法が、pleaseの命令文の時は、間接話法は、askを、直接話法が、動詞の原形で
始まる命令文の時は、間接話法は、tellを用いると日本語が合います。
次からは、文型で、覚えて下さい。
3. S+want+O+不定詞+〜.
Sは、Oに━してもらいたい。
I want you to help me. 私は、あなたに私を助けてもらいたい。
4. S+invite+O+不定詞+〜.
Sは、Oに━するように誘う。
I invited you to come here. 私は、あなたにここに来るように誘った。
5. 不定詞の否定は、不定詞の直前にnotを入れます。
I asked Tom to help me.
↓否定に
I asked Tom not to help me. 私は、トムに私を助けないように頼んだ。
間接疑問文
1.間接疑問文は、疑問詞+S+Vの語順が、文中に入った英文です。基本形は、
S+V+~+疑問詞+S+V~. となります。
I don’t know. What does this word mean?
↓一文に
I don’t know what this word means.
下線部が、疑問詞+S+Vになっています。日本語に訳しますと、
「私は、この単語が、何を意味しているかわかりません。」と
なります。疑問詞の文が、現在形ですので、三単現のsを忘れないように
して下さい。
2.間接疑問文に直す時、疑問詞が主語を兼ねている場合は、疑問詞の中に
主語が、含まれていますので、疑問詞+Vになります。
I don’t know. What is in the box?
↓一文に
I don’t know what is in the box.
下線部が、疑問詞(主語)+Vになっています。日本語に訳しますと、
「私は、何が、箱の中にあるのかわかりません。」となります。
3.間接疑問文に直す時、疑問詞が、連語になっている場合は、そのまま
連語も含めて疑問詞扱いします。
Do you know? What time is it now?
↓一文に
Do you know what time it is now?
下線部を、疑問詞と考えて下さい。日本語に訳しますと、
「あなたは今、何時であるか知っていますか。」となります。
理解した人は、tryをクリックして問題にチャレンジしてね。