不定詞
不定詞とは、「to+動詞(原形)」の部分をどう日本語に訳すかで、
用法が、次の3つに分類されます。しっかり勉強しましょう。
副詞的用法
「〜するために」「〜して」「〜しに」と訳して意味が、
一致すれば、この用法です。
I went to school to study yesterday.
私は、昨日、勉強するために学校へ行きました。
Why did you come here? To see my friend.
あなたは、なぜここに来ましたか。私の友達に会うために。
名詞的用法
基本形は、「〜すること」と訳しますが、熟語的な
表現がありますので、注意して下さい。
基本形「〜すること」
I like to play tennis.
私は、テニスをすることが、好きです。
熟語的な使用例
want to + 動詞(原形)「〜したい」「〜したがっている」
I want to watch a soccer game.
私は、サッカーの試合が、見たい。
begin to + 動詞(原形)「〜し始める」
She begins to eat lunch.
彼女は、昼食を食べ始めます。
二つの不定詞の用法を含む場合
I want to go to America to study English.
私は、英語を勉強するためにアメリカへ行きたい。
形容詞的用法
「〜するための」「〜すべき」と訳しますが、この用法は、
直訳すると日本語が、硬いので、この訳し方が、省かれる
場合が、多いので注意すること。
I want to something to drink.
私は、飲むための何かが、ほしい。(直訳)
↓
私は、何か飲むものが、ほしい。
練習(日本語に直してみること)
下線部の不定詞の用法を書きなさい。
I began to study math.(名詞的用法)
私は、数学を勉強し始めました。
He has no time to eat breakfast.(形容詞的用法)
彼は、朝食を食べるための時間が、全くありません。
I want to be a teacher.(名詞的用法)
私は、先生になりたい。
I went to the park to play baseball.(副詞的用法)
私は、野球をするために公園へ行きました。
助動詞must,willの使い方
have,has to + 動詞(原形)
‖
must + 動詞(原形)
-しなければなりません
I have to study Japanese.
‖
I must study Japanese.
私は、国語を勉強しなければなりません。
He has to study English.
‖
He must study English.
彼は、英語を勉強しなければなりません。
be going to + 動詞(原形)= will + 動詞(原形)
未来形は、助動詞を用いて表現できます。
I am going to study English.
‖
I will study English.
私は、英語を勉強するつもりです。
熟語的な使い方
don’t,doesn’t have to + 動詞(原形)
-しなくてよい
I don’t have to study math.
私は、数学を勉強しなくてよい。
He doesn’t have to speak English.
彼は、英語を話さなくてよい。
must not ~ = Don’t + 動詞(原形)~
~してはならない(強い禁止を表す。)
You must not forget our neighbors.
‖
Don’t forget our neighbors.
私たちの隣人を忘れてはならない。
beを用いた命令文
You are a good boy.
↓命令文に
Be a good boy.
良い子になりなさい。
You are a bad boy.
↓否定命令文に
Don’t be a bad boy.
悪い子になるな。
動名詞
動名詞とは、動詞の原形に-ingを付けた形
動詞と名詞の役割をする。
「〜すること」と言う意味を表します。
進行形の-ingと動名詞の-ingを区別して下さい。
He was talking.
彼は、話をしていました。
He stopped talking.
彼は、話すことをやめました。
「〜すること」で、意味が通れば、動名詞です。
次の英文を訳してみましょう。
My hobby is driving a car.
私の趣味は、車を運転しています。
私の趣味は、車を運転することです。
どちらの日本語が良いか、わかりますね。
不定詞の名詞的用法は、「〜すること」と訳しました。
動名詞も同じ訳し方です。次の英文で考えてみましょう。
He stopped talking. (ア)
He stopped to talk. (イ)
「彼は、話すことをやめました。」の場合は、アが、正しい
英文です。
He likes playing. (ア)
He likes to play. (イ)
「彼は、遊ぶことが、好きです。」の場合は、アもイも
両方とも正しい英文です。
では、動詞の目的語としての動名詞と不定詞の
違いの分類を学習しましょう。
1.
目的語に動名詞のみを選択する動詞
stop finish enjoy
私は、フランス語を勉強することをやめました。
I stopped studying French.
彼は、公園の中で歩くことを楽しみました。
He enjoyed walking in the park.
彼女は、宿題をすることを終えました。
She finished doing her homework.
2.
目的語に不定詞のみを選択する動詞
want hope decide
私は、リンゴを食べたい。
I want to eat an apple.
彼は、アメリカへ行くことを望みます。
He hopes to go to America.
彼女は、カナダへ行くことを決めました。
She decided to go to Canada.
3.
目的語に不定詞、動名詞の両方を選択する動詞
start begin like love
雨が降り始めました。
It began to rain. It began raining.
彼女は、音楽を聞くことを愛します。
She loves to listen to music.
She loves listening to music.
4.
動名詞、不定詞のどちらかを選択するかに
よって意味が、異なる動詞
stop (やめる、止める)→動名詞
stop (止まる、立ち止まる)→不定詞
彼は、その奇妙な光を見るために立ち止まった。
He stopped to watch the strange light.
彼は、その奇妙な光を見ることをやめました。
He stopped watching the strange light.
5.
前置詞 + 名詞 or 動名詞
私は、英語に興味があります。
I’m interested in English.
私は、英語を勉強することに興味があります。
I’m interested in studying English.
比較級&最上級
基本形は、下記です。
比較級
(Aは、Bより━です。)
A+動詞+比較級+than+B.
最上級
(Aは、Bの中で「うちで」最も「一番」━です。)
A+動詞+the最上級+in/of+B.
下線部の比較級、最上級には、形容詞もしくは、副詞が、変化して
入ります。今までの形容詞、副詞を原級と言います。それぞれ、
変化して、比較級、最上級になります。比較級、最上級の
変化は、基本形が、次の四種類あります。
1.形容詞、副詞の原級に、-er,を付けると比較級、-estを付けると
最上級になります。尚、最上級には、必ず、theが付きます。
tall - taller - the tallest
2.原級が、-eで終わっている場合は、-rを付けると比較級、-stを
付けると最上級になります。
large - larger - the largest
3.原級が、「短母音+子音」で、終わっている場合は、子音を重ね
てから、-erを付けると比較級、-estを付けると最上級
となります。
big - bigger - the biggest
4.原級が、「子音+y」で終わっている場合は、-yを-iに変えてか
ら、-erを付けると比較級、-estを付けると最上級になります。
easy - easier - the easiest
特殊な変化
形容詞、副詞で、二音節の語の一部で、語尾が、-y, -er, -le, -owで
終わっている場合は、基本形の四種類ですが、語尾が、-ful, -less,
-ish, -lyで終わっている二音節の形容詞、副詞と3音節以上の場合は、
比較級は、more 最上級は、the mostが付きます。代表的な形容詞と
副詞を下記に明記しますので、覚えて下さい。ここが大切です。
po-pu-lar
dan-ger-ous
im-por-tant beau-ti-ful
dif-fi-cult
con-ven-ient a-lone slow-ly fa-mous
popular - more popular - the most popular
例外が一つありますので、注意して下さい。
earlyは、earlier – the earliestです。
不規則に変化する形容詞、副詞
good,well,very much - better - the best
ill,bad - worse - the worst
比較級、最上級の文を作ってみましょう
私は、ケンより(も)背が高いです。
I am taller than Ken.
彼は、彼女より(も)有名です。
He is more famous than she.
thanは、接続詞ですので、次が、代名詞の場合は、主格になります。
私は、私の家族の中で最も(一番)背が高いです。
I am the tallest in my family.
彼は、全員のうちで最も(一番)有名です。
He is the most famous of all.
彼女は、5人のうちで最も(一番)美しいです。
She is the most beautiful of the five.
最上級の文の特徴は、次のようになります。
1.the 最上級 + in + 量の単語
量の単語がある場合は、inが入ります。
2.the 最上級 + of all
of allは、「すべての内で(中で)」
「全員の内で(中で)と訳します。
3.the 最上級 + of the + 数字
数字が入る場合は、必ず、of theが、数字
の前に付きます。「の内で」「の中で」と訳します。
比較級で特殊な文
Which +動詞+比較級 , A or B ?
下線部が、物、動物の場合は、whichです。
Which is bigger, this frog or that one?
このカエルとあのカエルとでは、どちらが、大きいですか。
Who +動詞+比較級 , A or B ?
下線部が、人の場合は、「どちらが」と訳しますが、whoで始まります。
Who is younger, he or she?
彼と彼女とでは、どちらが若いですか。
不規則な変化の比較級、最上級の文
This pen is good.
このペンは、良いです。
This pen is better than that pen.
このペンは、あのペンより(も)良いです。
This pen is the best of all.
このペンは、すべての中で最も(一番)良いです。
I speak English well.
私は、英語を上手に話します。
I speak English better than she.
私は、彼女より(も)上手に英語を話します。
I speak English the best in my class.
私は、私のクラスの中で最も(一番)上手に英語を話します。
I like tennis very much.
私は、テニスがとても好きです。
I like tennis better than baseball.
私は、野球より(も)テニスの方が好きです。
I like tennis the best of all sports.
私は、すべてのスポーツの中で最も(一番)テニスが好きです。
as+原級+as〜「〜と同じくらい━です」
I am as tall as you.
私は、あなたと同じくらい背が高いです。
not
as+原級+as〜「〜ほど━ではありません」
I am not as young as he.
私は、彼ほど若くありません。
比較級、最上級の一部を表にまとめました。
原級 |
比較級 |
最上級 |
tall |
taller |
the tallest |
famous |
more famous |
the most famous |
happy |
happier |
the happiest |
hot |
hotter |
the hottest |
good,well,very much |
better |
the best |
ill,bad |
worse |
the worst |
現在完了形
現在完了形の用法は、継続、完了、経験、結果の四種類があります。
中学では、継続、完了、経験を学習します。ここでは、継続を
学習します。継続の用法は、ある過去の時点から、現在に
至るまでの英文です。基本形は、次のようになります。
have/has+過去分詞
最初に過去分詞を覚えて下さい。be動詞(is,am,are)の過去形は、
(was,were)でしたね。過去分詞は、beenです。一般動詞の規則
変化の過去形は、そのまま、過去分詞になります。不規則変化
は、次の四種類に変化しますので、注意して、覚えて下さい。
1.A-A-A型 現在形、過去形、過去分詞が、同じ形です。
cut - cut - cut
2.A-B-A型 現在形と過去分詞が、同じ形です。
come - came - come
3.A-B-B型 過去形と過去分詞が、同じ形です。-edが付いた
一般動詞の規則変化は、この形になります。
make - made - made
study - studied - studied
4.A-B-C型 現在形、過去形、過去分詞が、違う形です。
see - saw - seen
では、現在完了形の文を学習してみましょう。
例1
I went to Tokyo two years ago. - @
私は、二年前、東京へ行きました。
I am still in Tokyo. - A
私は、まだ、東京にいます。
@とAを日本語で、一文にすると、次のようになります。
「私は、二年間、ずっと東京にいます。」これを英文にすると、
I have been in Tokyo for two years.
Aのamが、過去分詞になります。訳す時、「ずっと」を入れると
継続の感じが出ますが、入れなくても結構です。期間のforが、入ります。
例2
They came to Nagoya last month. - @
彼らは、先月、名古屋に来ました。
They still live in Nagoya. - A
彼らは、まだ、名古屋に住んでいます。
@とAを日本語で、一文にすると、次のようになります。
「彼らは、先月から(以来)ずっと名古屋に住んでいます。」
これを英文にすると、
They have lived in Nagoya since last month.
Aのliveが、過去分詞になります。物事が起こった起点
のsince「から、以来」が、入ります。
例3
現在完了形に不定詞の名詞的用法を一緒に用いると次のようになります。
have/has wanted to 〜
「(ずっと)〜したがっています。」「(ずっと)〜したいと思っています。」
この場合のwantedは、過去分詞です。
I have wanted to buy a new car for a year.
私は、一年間、ずっと新車を買いたいと思っています。
例4
sinceは、前置詞と接続詞の使い方がありますので、注意して下さい。
He has studied English since last week.
彼は、先週から(以来)ずっと英語を勉強しています。
このsinceは、前置詞です。
接続詞のsinceは、次のようになります。
S+現在完了形〜+since+S+V〜.
接続詞の前が、現在完了形の時、後の動詞(V)は、過去形になり、
日本語は、現在形で、訳しますので、注意して下さい。
He has made friends with them since he studied
English.
彼は、英語を勉強して以来、ずっと彼らと親しくなっています。
例5
現在完了形の疑問文は、have/hasを文頭に、否定文は、
have/hasの後に、notを入れます。
They have lived here since last year.
↓疑問文に
Have they lived
here since last year?
彼らは、去年からずっとここに住んでいますか。
Yes, they have.
/ No, they haven’t (have not).
はい、住んでいます。 / いいえ、住んでいません。
She has caught a cold for a month.
↓否定文に
She hasn’t (has
not) caught a cold for a month.
彼女は、一ヶ月間、ずっと風邪を引いていません。
How long has he
studied English?
彼は、どのくらいの間、英語をずっと勉強していますか。
He has studied it for three years.
彼は、三年間ずっと勉強しています。
<現在完了形(継続)のまとめ>
1.S+have/has+過去分詞+〜 for+数字.(期間のfor)
2.S+have/has+過去分詞+〜 since+〜. (起点のsince)
3.S+have/has+過去分詞+〜since+S+V〜.(接続詞のsince)
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